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温帯スイレンの植え替え(プランター栽培編)

温帯スイレンの植え付けには5号や7号の浅鉢を使用します。これは睡蓮の栽培=「睡蓮鉢を使う」というところから来たのだと思いますが、 最近の品種は根茎が伸びる大型種が多く、10号鉢が必要な品種も少なくありません。WOW!等は根茎が60cm程度にならないと花が咲きにくいというレポートも出ています。

温帯睡蓮の栽培方法は、1年に1回春先に根茎を掘り出して全ての根を取り除いて10cm程度にカットし植え付けるものと信じ込んでいましたが最近その方法に疑問を感じるようになりました。

栽培に睡蓮鉢を使わないのであればプランターなどの角形容器の方が栽培には適していると思うのです。

Berry's Water Gardenでは育てている温帯睡蓮に大型種が多いこともあり、ほとんどの温帯種は角形のキングタライで栽培しています。 この角形の容器の場合は、丸鉢より角形のプランターの方が収まりが良く、現在はほとんどの温帯種の容器をプランターに切り替えています。

また、植え替えの時期なのですが春の植え替え時に既に花芽を持っている睡蓮も多く花芽ができる春先に根茎を切り分けて植え替えするとその後の成長がしばらく止まってしまいせっかくで出した花芽もダメになってしまいます。植え替えると必ず花芽は朽ちてしまいます。 それと、せっかく1年かけて育った根茎や根をを切ってしまうのもスイレンにとっては大きなストレスになっているのではと考えていました。 スイレンを毎年植え替える理由は鉢という限られた空間で栽培する為に、株が成長してはみ出したり古い根や根茎が残っていて新しい根が伸びるスペースが足りなくなったりして花上がりが悪くなるからです。 自然環境では植え替えすることなく毎年成長して花を咲かせています。自然環境のように毎年植替えない栽培法があればよいのですが限られた水鉢の環境では難しいのが現状です。 そこでプランター栽培だからこそできる栽培方法を以前から考えていました。その方法が下記の根茎と根をできるだけ温存して植え替える方法です。 プランターの根鉢ごと切ってしまうので取り除いた分新しい栽培スペースが確保できます。根は残したままなので植え替え後の立ち上がりも良いのではないかと思っています。 また、植え替え時期も翌年の春ではなく前年中にしたほうが春のスタートも良いのではないかと思っています。 Berry's Water Gardenではこの冬(2009年)にこの新しい植え替え方法を試してみることにしました。植え替えは11月半ばから末ごろにする予定です。

温帯睡蓮の植え替え(プランター編)
NO.0102
項目

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) その@

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのA

イメージ プランター プランター 根鉢 根鉢
内容

睡蓮鉢からプランターを取り出します。

プランターから用土ごと睡蓮を取り出します。


NO.0304
項目

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのB

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのC

イメージ 上土の除去 上土の除去 根茎のトリミング  
内容

根鉢(茎)上部の用土を取ります。

品種の特性に合わせて根がついたまま根鉢(茎)を切ります。


NO.0506
項目

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのD

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのE

イメージ 植え付け位置の調整 植え付け位置の調整 元肥の投入  
内容

根鉢(茎)をプランターにSETします。

元肥を入れます。


NO.07 
項目

温帯睡蓮の植え替え(プランター栽培編) そのF

 

イメージ 用土の追加 用土の追加    
内容

新しい用土を継ぎ足します。